2018.01.29
【マインドフルネス瞑想の研修・セミナーがビジネスに効く!】驚きの効果5選と理由とは?
目次
マインドフルネスとは?
定義、意味
マインドフルネスがなぜビジネスに効くのかということをご説明する前に、まずはマインドフルネスの定義等についてを簡単にご紹介したいと思います。
マインドフルネスとは、簡単に表すと、「今のありのままの感情や身体の感覚に、注意を向け、気づきを得ている状態」のこと。
このとき、物事の善悪やそれに対する主観的な主張や判断は一切行わず、あくまでも客観的に受け入れることが一番大切だといわれています。
また、過去や未来に意識を向けるのではなく、現在を意識をして生きることにより、自分自身の可能性に気づくことができ、心理的にもより穏やかに、豊かになれるのです。
マインドフルネスと瞑想の違い
以前よりも、マインドフルネスの認知度が高まってきている中で、似たようなことを行う瞑想との違いは一体何なのだろう?という疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
一番の相違点としては、特定の宗教的世界観を前提としていないという点です。
世界各国でマインドフルネスのリトリートが行われていますが、そこにはさまざまな宗教の人が集まっています。
逆に共通点としては、それぞれ心の状態を安定させ、リラックス効果やストレス低減に効果的であるという点を挙げることができます。
その他、最近よく用いられる「マインドフルネス瞑想」は、どちらかというと「マインドフルネス」の要素が強く、「今この瞬間に意識を向けていく気づきのトレーニング」と言われています。
なぜ今マインドフルネスがビジネス業界で注目されているのか?
マインドフルネスは、医療業界をはじめとして各界での導入が進んでいますが、とりわけビジネス業界においての支持が急速に拡大しています。
「今ここにいる自分自身」に意識を集中するマインドフルネスが、最新のテクノロジー革命に取り巻かれているビジネス業界の競争力強化に貢献するイメージは湧きにくいかもしれません。
しかし、Googleを初めとした国内外の優良企業がマインドフルネスの実践および活用に打ち込み、生産性と創造性の向上などの成果が着実に証明されてきていることから、マインドフルネスの確かな効果が理解されてきています。
マインドフルネスセミナー・研修の普及
マインドフルネスについて学べる、マインドフルネスセミナーや研修は、2~3時間ほどのものが多く、マインドフルネスの定義や簡単な実践、食べる瞑想や歩く瞑想などの内容で展開されることが多い様です。
企業、個人レベル問わずメンタルヘルス対策が必要とされる中で、気軽に半日ほどで実践方法や日常での活かし方を理解できる、マインドフルネスセミナーや研修は今後もどんどん需要が高まるとされています。
実際に、「マインドフルネス 研修」や「マインドフルネス セミナー」で検索をすると、さまざまな情報を得ることができます。
ビジネスにおける主なマインドフルネス瞑想の効果
現代のビジネスパーソンは、常に複数のタスクを抱え、ストレスフルな状況下にある人が少なくないと思います。
その様な中で、継続して成果を出したい場合はまずは心のバランスを整えることが重要となります。
マインドフルネス瞑想を続け、自分自身の心と体の隅々まで意識を行き渡らせることで、安定した心を定着させていきましょう。
その結果、以下の様な効果が得られるといわれています。
対人関係・コミュニケーション
マインドフルネス瞑想を続けることにより、自分自身の心と身体の状態に敏感になると同時に、
他者の感情や心の動きにも敏感に気づくことが容易となります。
たとえば、怒りや焦りといった感情が湧いても、様々な感情に流されること無く冷静な対応ができるようになります。
結果、穏やかな人間関係を保つことができたり、相手を思いやる行動や発言を行ったりすることができる様になります。
集中力の向上
一般的に、人間の集中力の平均持続時間は非常に短く、数秒ともいわれている程です。
加えて、人間はマルチタスクには不向きといわれており、1つの業務に集中している最中に電話やメールが入ると注意がそちらにそれてしまいます。
集中力が下がってきたな、と思う時にマインドフルネス瞑想をすると、集中に戻る
マインドフルネス瞑想で集中力が向上すると、何らかの事柄に気が散った時にもすぐに意識を引き戻すことが可能になります。
さらに、今必要な業務に対して優先順位をつけたり、自身の脳内をゆっくりと整理して向き合うことができます。
創造性・生産性の向上
マインドフルネス瞑想の効果は、創造性や生産性の向上にまで至ります。
企業活動において、いかに創造性や生産性を上げるかということは重要なポイントです。
マインドフルネス瞑想を行うと、気付きの能力と同時に、その気付きを受け入れる受容能力が向上しやすいとされています。
加えて、リラックスした穏やかな心で業務に臨むことで、ひらめきが湧き、独創的なアイディアの創出や集中業務の成果が出しやすい状態になります。
リーダーシップ力の醸成
マインドフルネス瞑想を通じて、リーダーシップを備えた人材を育てることができます。
共感性や思考・分析力の向上により、組織をゴールに導くために人を動かす力を養うことができます。
ストレス耐性強化
ストレス社会と称される現代ですが、ストレスチェックが義務付けられたりと心の健康を維持するための取り組みが急速に進んでいます。
その中で、ストレス耐性の高い柔軟な心を育むことのできるマインドフルネス瞑想を研修に取りこむ企業は今後も増えていくでしょう。
【事例】企業がマインドフルネス瞑想を導入している例
マインドフルネスを採用した企業としては、検索エンジン・クラウドサービス企業の最大手であるGoogleが挙げられます。
社員のメンタルの重要性に早くから注目していたGoogleは、会社設立9年目で「マインドフルネス」専門の社員向けプログラム『Search inside Yourself』を立ち上げました。
このプログラム発足を足がかりにストレス軽減法に注目する社員が増え、現在では50,000人在籍している社員のうちの10人に1人、約5,000人がマインドフルネスを実行しているそうです。
Google社の成功を受け、2014年には半導体素子メーカー『インテル』が世界全社員に向けての2ヶ月間以上のマインドフルネスプログラムを展開。
シリコンバレーにおけるマインドフルネス旋風は止まらず、IBM、Yahoo!も新入社員向けプログラムにマインドフルネスを採用し始め、 更に現在ではコンサルティング企業マッキンゼー、スポーツ企業最大手NIKE等でもマインドフルネスが取り入れられているそうです。
上記企業のように、マインドフルネスを習慣化することにより、ビジネスで困難な場面に遭遇したときも、状況を客観的にとらえ、冷静な判断をすることができるでしょう。
また、ビジネス上の対人関係においてマイナス感情がわいたときも、すぐにその感情を手放して穏やかな心を取り戻すことができます。
例え、プレッシャーなどで大きなストレスがかかったとしても、うまく心をコントロールしていくことが可能になります。
ビジネスにおいて効果大!のマインドフルネス瞑想
マインドフルネス瞑想を行うと、ストレス低減から問題解決力の向上までビジネスにおいて有効な様々な効果が現れます。
椅子さえあればどこでも行えますし、日々続けることによって効果がより出やすくなりますので、仕事の合間のお昼休みなどに行うことを日課にするのもおすすめです。
基本のマインドフルネス瞑想のやり方
①背筋を伸ばしてイスに座ります。
足は肩幅に開き、肩の力を抜きます。
②視線を斜め前に落とすか、目を閉じます。
③自然に呼吸をし、注意を呼吸に向けていきます。
息を吸ったときにお腹がふくらんでいく感覚を感じ、吐いたときにそれが緩む感覚を感じていきます。
④注意がそれたことに気づいたら、何に注意がそれたのかをそっと心にメモして、注意をまた呼吸に戻します。
モンキーマインド解消法
モンキーマインドとは、猿のように目に入るすべての物事や情報が気になってしまい、集中力が欠けている状態のこと。
そんな状態を解消するためには、今していることだけに意識を向ける訓練をすることが大切。不要な事柄は遮断するように心がけましょう。
まさにマインドフルネス瞑想を続ければモンキーマインドから開放されることができ、すっきりとした脳で仕事に取り組めるでしょう。
メタ認知法
メタ認知とは、簡単に表すと自分を客観的に認識する力のことです。
たとえば、怒ったり、悲しんだりという気持ちになった時に、そんな心情になっている自分を認識し、「なぜその様な気持ちになっているのか?」等を冷静にみつめていくこと。
その様に、身体感覚・思考・感情に気づき、自分自身のネガティヴな反応を止めることで、
思考習慣・思考回路を変えることができ、その状態をメタ認知と称することができます。
ジャーナリング
ジャーナリングとは、短い時間で自分の頭に浮かぶことをひたすら書き出すこと。
何を書こうなどは考える必要が無く、書くことが無い場合はそれ自体を書けばよいのだそうです。
ジャーナリングによって問題の全体像を見える化することにより、漠然とした不安が静まるとともに、問題の側面や解決策に目を向けることができます。
その結果、気持ちが落ち着き、すっきりとするだけでなく、新たな気づきを得たり、ビジネスにも役立つ問題解決力が身につきます。
ビジネスにおけるソフトスキルの重要性
ビジネスにおいて各分野の専門知識は必要ですが、現代ではそれ以上に
「共感力」「思いやり」「他者の視点を受容できる」という社会的能力の必要性が高まっているといわれています。
このような能力はソフトスキルと呼ばれており、主にコミュニケーションスキルや自己管理能力、リーダーシップスキルなどが挙げられます。
専門知識を要するようなハードスキルを持っていても、このソフトスキル無しでは、周りの人からの人望や協力を得ることができません。
マインドフルネス瞑想を行うことにより、このソフトスキルが向上するとされています。
マインドフルネスを身につけると共感力がアップする?
前項にてマインドフルネス瞑想を通して、「共感力」や「思いやり」などのソフトスキルを育むことができるとご紹介しました。
「共感力」や「思いやり」は、他者の視点から物事を見られるということでもあるので、思いやりをもった人が一人でも増えれば、クライアントやパートナー、そして身近なコミュニティなどに対して共感をもって仕事をすることができるはずです。
そしてその共感が円満かつ円滑なコミュニケーションを促進し、有益なアイデアやクリエイティビティの創出へとつながるでしょう。
cocokuriの、仕事の効率につながる!マインドフルネス研修セミナー
弊社でも、ビジネスパーソン向けのマインドフルネス研修をご提供しています。企業ごとのオーダーメイドも可能となっております。
【内容】
マインドフルネスを日常的に実践するための知識や方法を学ぶことで、集中力や生産性につながる効果が期待できます。
【期間】
1日~数日にわたるものまで、企業の目的ごとに選べます
・2.5時間程度で簡単な瞑想の効果〜やり方を学べる導入プログラム
・6~8時間程度でチームビルディング定着を目指すプログラム など
【特徴】
・講師がお坊さんであり、仏教の八正道の考え方をルーツとしている
・オプションで、集中力を計測できる最新ウェアラブルデバイス、”JINSMEME(ジンズ ミーム)”の使用が可能。
ご自身の瞑想を数値化することができます!
(JINS MEMEについて詳細を記載した記事はコチラ)
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