2018.04.20
マインドフルネスの実践を世界的なものにした鈴木大拙の博物館へ行ってきた
観光地としても最近話題の石川県。
兼六園や金沢21世紀美術館、金沢の台所として有名な近江町市場、多くの茶屋街など、観光都市として大変魅力的な街です。
また、東京からでも気軽に1泊2日で旅行出来る事からもとても人気の観光地です。
中でも、今回はマインドフルネスの実践を世界的なものにしたきっかけでもある、鈴木大拙の考えや足跡が残されている『鈴木大拙博物館」をご紹介したいと思います。
鈴木大拙とは?
1870年11月11日生まれの鈴木大拙。
禅についての多くの書籍を英語で訳し、日本の禅文化についてわかりやすく、海外に広く伝えていった仏教学者です。
また、長期渡米をしており、コロンビア大学で客員教授を勤めていたそうです。
仏教思想についての多くの知識はもちろん、西洋の思想にも非常に知見が深かった方です。
禅とマインドフルネス瞑想の関係性
禅といえばアップルの創業者であるスティーブ・ジョブスが「禅」の思想に影響を受け、自ら座禅を行っていた事は有名な話です。
禅が西洋に渡っていき、思想として受け入れられ、それがマインドフルネス瞑想へと変化を遂げていったのではないでしょうか。
サンフランシスコには禅センターがあり、スティーブ・ジョブスはここで禅を学んだと言われています。
鈴木大拙博物館
鈴木大拙博物館は金沢の中心地にあり、兼六園や金沢城公園、金沢21世紀美術館からも徒歩5分〜10分で行く事が出来、大変立地の良い場所にあります。
外観や地面は、シックな黒色で構成されており、現代版のお寺や禅の建築をイメージさせてしまう様な、とても素敵な印象です。
撮影に関しては、エリアごとに許可が出ているとの事。
中に入ると、鈴木大拙の直筆の書物や、当時の写真、生まれてからの歴史が多く展示されており、初めて禅や鈴木大拙に触れる方でも多くの事を学べる流れになっています。
また、とてもおもしろい事に「学習空間」があり、鈴木大拙に関する本や動画(タブレット)が多く並べてあります。
来場者は「学習空間」で鈴木大拙についてゆっくりと学びを深める事が出来ます。
私は、鈴木大拙の誕生から少年期までの漫画『長生きをした貞太郎―禅を広めた鈴木大拙』を拝読しました。
奥に進むと、「水鏡の庭」があり、落ち着いた景色、また禅の思想で構成されている(であろう)建築をゆっくりと眺める事が出来ます。
また、畳がひいてあり、ゆっくりと水辺を眺めながら落ち着いた心を取り戻せる空間でもあると感じました。
ゆっくり目をつぶり、瞑想をしている方、足を組み座禅をしている方等多くおり、とても素敵な空間で旅行の最中の一時、気持ちをおちつける事の出来る場所でした。
番外編
こちらは、帰り道に兼六園で食べた納豆餅。
どうやら、兼六園名物の様で、多くの方が購入されていました。
石川に行かれる際は、観光と共に是非鈴木大拙館に足を運び、禅の思想や鈴木大拙の考えに触れてみてはいかがでしょうか。
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